タイツ用語集

デニール

糸の太さを示す単位です。
ナイロンの場合、1グラムのナイロンを
均一に9000メートルの長さに
引き伸ばした時の太さが1デニールです。

 

百貨店で売っているパンティストッキングは
17~18デニール位が多いですね。
ちなみに平均的な日本人の髪の毛の太さ
50~60デニール程と言われています。
25デニールを超えるとストッキング(パンスト)ではなく
タイツと呼ばれますが、

USUI AKIKOのシアータイツは

一番薄いところのデニール数を表記してありますので

17デニールですが、厚い部分は60デニール位あるので

シアータイツと表記しています。

 

明確に決まっているわけではなくて
最近のブームのタトゥーストッキングが
登場してからは今までのパンティストッキングが
シアータイツとも呼ばれています。

私がデザインする時は30デニールの薄手のタイツが
ちょっぴり透け感があるのでフェミニンなデザインに使用します。

60デニール以上になるとカジュアルなデザインになります。
とはいえ真冬は寒いし厚手のほうが温かいので
80デニールでもフェミニンなデザインをのせることはあります。

 


交編(こうへん)

サポート糸とナイロン糸の交互編みで編み上げられたストッキングの総称です。

そのため交編と呼ばれます。
サポート糸というのはポリウレタンにナイロンを巻いたものです。
そのため交編のストッキングをよく見るとかすかに横縞が見えます。
伸縮性も交編は、ゾッキタイプのストッキングほどありません。
通常は交編の方が透明感があります。

プリントがはいっているのは交編のタイプが多いです。

 

ゾッキ

ほぼ全てをサポート糸で編み上げられたストッキングの総称です。
ゾッキタイプの特長としては横縞がありません。
また伸縮性はゾッキタイプの方が交編を上回り柔らかい履き心地です。
透明感に関しては交編の方がゾッキタイプよりも透明感があります。

 

ランガード

パンティ部とレッグ部の切り替えしをランガードといいます。
英語でRun Guardと書くはず。
英語で伝線はRunというのでランガードとはまさに

伝線をガードするためのものです。
ランガードはファッション的には邪魔な存在なので
最近ではオールスルーストッキング(オールスルーパンスト)という
ランガードが無いストッキングも売られています。
もちろんオールスルーのストッキングはパンティ部とレッグ部に

切り替えが無いので伝線が起こりやすいです。

 

オールスルー

オールスルーとはパンティ部とレッグ部に
切り替え=ランガードがないタイプのストッキング。
切り替え(ランガード)があれば着用する時に爪でパンティ部の生地を
突き破ってしまった場合でもレッグ部分まで伝線しないため
暫くの間は着用できるようになっていますが
オールスルーは切り替えがないので耐久性が弱いです。
オールスルーのストッキングはその切り替えがないので
伝線には弱いですがショートパンツに合わせるときなどは
見た目的にもオールスルーの方が綺麗に見えます。

 

ヌードトゥ

英語で書くとNude Toe。
つまりヌードトウとはつま先が透明=補強無しということです。
特に夏場にサンダルを履く場合ストッキングのつま先が
補強されていたら見た目があまり良くないです。
しかし補強されているのよりは弱いです。
ヌードトゥであればストッキングを履いている事が分かりづらいです。
またペディキュアを見せたいときにも
ヌードトゥのストッキングを履くと良いです。

 

※今は5本指ストッキングやトゥーレスストッキング(つま先が無い)が

あるので素足に見せたい場合はそちらでもいいと思います。

 

マチ

マチ付きの場合はパンストの股間の縫い目にひし形の部分があります。
マチ無しの場合は一直線の縫い目だけです。
マチがあることによって股下がズリ下がりにくくなり
股下の強度も強くなります。
また生地に余裕が出るため着用感が向上します。
好みの問題ですが個人的にはマチ付きのほうが
フィット感がよい気がします。
マチ部分だけメッシュになっていたり綿などの別の素材に
なっていることもあります。
夏用のパンストではパンティ部分もメッシュで編んでいるものもあります。
いろんな機能を工夫して快適に履けるように各社開発していますね。

 

フラットシーム

タイツは2本の筒状に丸く編んで縫い合わせているのですが
その時の縫い目にも種類があります。
フラットシームというのは
フラット=平
平らに縫いつけていることをいいます。
平らに縫いつけてあることによって肌に当たる部分にやさしいのと
ゴムの跡が残るのを少し軽減させてくれます。

 


サイズのこと

【サイズのこと】

ストッキングやタイツのサイズ表示は日本のJIS企画を元にしています。

ポリウレタンを使っているとM-LやL-LLなど幅が出ます。

■ 標 準

【S-M】
ヒップ 80~93cm
身長 140~160cm 
【M-L】
ヒップ 85~98cm
身長 150~165cm 
【L-LL】
ヒップ 90~103cm
身長 155~170cm 

■ 大きいサイズ

お腹まわりが大きい人には
以下の2サイズ表記もあります。
【JM-L】
ヒップ 95∼113cm
身長 150~165cm
【JJM-L】
ヒップ 105∼128cm
身長  150~165cm

■ 伸びの少ないサイズ

伸びの少ないストッキングなどで
単サイズ表記もあります。
【S】
ヒップ 80~88cm
身長 145~155cm 
【M】
ヒップ 85~93cm
身長 150~160cm 
【L】
ヒップ 90~98cm
身長 155~165cm 
【LL】
ヒップ 95~103cm
身長 160~170cm 


最近は背の高い人が多いのでLLのサイズを選ぶ方も増えて来ましたね。

 

 

レギンス

英語で書くとleggings。
形状を簡単に言うとタイツの足先部分がない形状をしています。
スパッツとも呼ばれますが最近はレギンスと呼ばれることが多いです。
2007年頃に大流行しています。
ミニスカートやワンピースの下に合わせるファッションが多いです。
大流行していた時はカラーレギンスも多く見かけましたが
現在は圧倒的にブラック系が多いですね。

 

トレンカ

【トレンカ】
レギンスの形の1つでレギンスに「かかとひっかけ部分」
ついたものがトレンカです。
トレンカの語源は引っ張るを意味する
トレッカーだそうで「トレンカレギンス」が正式名称です。
トレンカは足の甲とくるぶしをきれいに(ファッショナブルに)
覆いながらもかかとに引っかかるような作りになっています。
『足長効果』を演出できます。
足長効果を最も発揮させるにはハイヒールと合わせると効果的です。